2016年
2月 10日

空の巣症候群とは

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こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ

 

子育て世代の方に質問です。

「子育て」って大変ですか?

 

「もちろん大変です」という答えが当然返ってきそうですが、それだけじゃないと思います。

 

「子育て」は特に母親にとっては20年近くかかる大仕事ですから、その中での「悩み」や「苦労」は計り知れないものです。

でも、逆に「苦難」の果てに訪れる「喜び」や「幸せ」だって他では得られないほど代え難いものでしょう。

 

もし、この「子育て」という一大仕事が終わりを迎えてしまったらどうしますか?

 

現在「子育て」真っ最中の方なら、「苦労からようやく開放される」とか「やっと自由な時間ができる」と思う方が多いと思いますが、実際に「子育て」が終わってしまった方に聞くと、「言いようもないほど寂しい」や「心にぽっかりと穴が開いたよう」といった感覚になるそうです。 

これが、いわゆる「空の巣症候群」と呼ばれる「心の病気」なのです。

 

○           「空の巣症候群」とは

主に40代から50代の中高年の「主婦層」に多く見られる症状で、進学や就職や結婚などを機に、子供が親のいる場所(巣)から一人立ち(巣立ち)してしまうことが原因で起きる、その後の「喪失感」や「空虚感」から抑うつ状態になってしまうことを言います。

 

それまで、当たり前のように傍らには「子供」がいて、その子を育てるために自分自身を捧げてきたのに、それが急に無くなってしまい、「自分はもう誰からも必要とされていない」という「役割喪失」から始まると言われています。

 

○           「空の巣症候群」になりやすい人

外に出ることよりも家にいることを好み、あまり人付き合いをしない内向的な性格の「専業主婦」に多いようです。 

自分のことよりも子供のことを最優先し、とにかく「子育て命」と考えている方ほど、子供が「親離れ」した時の「喪失感」がより大きく、「空の巣症候群」になりやすい傾向にあるそうです。

 

「もしかしたら私のことかも」と、心当たりのある方は要注意ですよ。

 

○           原因と症状

原因としては、本人の性格や更年期障害による「内的要因」と、子供や夫との関係に基づく家庭環境による「外的要因」の2つがあります。

特に、家庭環境による「外的要因」については、近年の「少子化問題」や「核家族化」、夫が家族を顧みない「仕事人間」であることが大きく関わっているようです。

症状に関しても「心の症状」と「体の症状」の2つが表れます。

 

「心の症状」としては、日常的な「虚しさ」「喪失感」「不安感」などがあり、「体の症状」としては、「頭痛」「肩こり」「不眠」「食欲不振」などがあります。

これらは、「うつ病」や「自律神経失調症」の症状によく似ており誤診されることも多いようです。

 

○           対策と予防法

「空の巣症候群」になってしまったら、まずは「何も考えずゆっくり休む」ことです。

 

これまで「子育て」に全身全霊をかけてきたのですから少しぐらい休んでも罰は当たりません。

そして「趣味や習い事」などの「子育て」以外の「生きがい」を見つけましょう。

いつまでも塞ぎ込んでいるのではなく、何事も「前向きに考える」ことがとても大切なのです。

 

また、「空の巣症候群」にならないようにするためにも、日頃から夫との関係も見直すようにすると良いでしょう。

子供が巣立った後に残るのは「夫婦」だけなのですから。

その後の人生を二人でどう過ごしていくのか、一度ゆっくりと話し合ってみてはいかがでしょうか。

 

いかがでしたか?

母親としては良かれと思ってしてきたことが、結果的に「心の病気」に結びついてしまうなんて何とも悲しいことです。最後まで充実した人生が送れるように、「家族のあり方」を家族みんなでもう一度話し合うことも必要ではないでしょうか。

 

私も、息子は来年社会人になるので、これになる可能性があるってことですよね^^;

 

 


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