2018年
1月 12日
テーマ : ├脳
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「アダムス・ストークス症候群とは?」

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こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ

 

アダムス・ストークス症候群とは、急に発生した極端な徐脈、心停止、頻脈のために、心臓から脳への血液の供給が大きく低下したり停止して、脳の酸素低下を来した場合をいいます。

 

その結果、めまい・失神・けいれんが現れて死に至ることもある危険な状態です。

 

アダムス・ストークス症候群の症状は、通常、脳の虚血症状が突然に現れます。

 

症状の程度は、徐脈では心臓が停止している時間の長短に、頻脈では脈拍数と頻脈持続時間によって決まります。 

 

そのほかに、脳の虚血が原因で起こる全身けいれんや、二次的な頭部外傷がしばしばみられます。

 

症状が消失した時点では、神経学的な異常はみられないのが特徴となるでしょう。

 

アダムス・ストークス症候群の検査と診断ですが、洞不全症候群で本症候群を来すのは、徐脈頻脈症候群が多いとのことです。

 

頻脈も発作中の心電図の波形から診断され、いくつかの疾患では非発作時にも心電図の異常があります。

 

QT延長症候群、ブルガダ症候群、特発性心室細動、WPW症候群、不整脈源性右室異形成症(うしついけいせいしょう)などです。

 

治療方法ですが、徐脈が原因であれば、意識消失発作の予防にはペースメーカーの植え込みが必要になります。

 

心室細動、心拍数が多い心室頻拍の再発が考えられる場合は、頻脈発生に際してはそれを電気的に停止させる植込型除細動器の植え込みが必要になってくるでしょう。

 

最初は軽くめまい程度で自然に消失しても、数時間、数日後に繰り返すおそれがあるので、こういった症状が出始めたら、すぐに循環器専門医の診察を受けてください。


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