田七人参の力とはたらき

田七人参とは?

田七人参「長寿の人参」として知られる「田七人参」。
体の調子を整える力に大変すぐれており、漢方の国、中国では、古来「金不換(きんふかん:金にも換えられない尊いもの)」と呼ばれていました。
この古き良き時代の田七人参を甦らせるため、自生の環境を再現、完全無農薬・有機栽培で育てあげたものが2004年に国際有機認証を取得した「白井の田七人参」です。

<強い生命力を持つ、田七人参>

田七人参の葉田七人参は、中国雲南省を中心に、環境の厳しい高山のみに自生する植物です。別名「三七人参」。その生命力は強く、3~7年もの期間をかけて大地の栄養分やエネルギーを吸収しつくし、収穫後の土地はその後10年以上、雑草すら生えないほどに痩せてしまうと言われています。

<金不換と呼ばれた、貴重な人参>

漢方の国・中国で、古来「金不換(金にも換えられない)」と呼ばれ、王族貴族しか口にすることが許されなかった「田七人参」。その素晴らしい恩恵で「長寿の人参」として知られ、長い間、国外への輸出は禁じられてきました。国内でも庶民は使用を禁じられていたほどの貴重品でした。

<代表 白井の見聞録>

今でこそ、田七人参はいたるところで目にすることようになりましたが、数年前まで日本ではまだ田七人参は全くその名も知られていませんでした。ある日、雲南省の雲南大学教授の招待により、現地の漢方薬局を訪れた時、中医がさまざまな症状の患者に対して、田七人参を処方していたのを目の当たりにしました。

そのことを質問すると、中国では古来より「金不換」と称される貴重な植物であることを知りました。何より驚いたのは、田七人参が、数百年も以前に今のような科学的な資料やデータがない時代から既に健康維持・心身の滋養に役立てられていたという事実でした。

白井

■学名
Panaxnotoginseng
■別名
三七人参
■基源
ウコギ科ニンジン属多年生草本
■産地
南省文山州-硯山、西疇、広南広西省-田陽、靖西他
■薬用部位
一般的には「根」のみ使用します。ただし、ディコアでは、根に加え、葉、茎、花なども発酵抽出させて使用する商品もあります。
■成分
サポニン (7%~12%)を含有し、その主成分はジンセノサイドRg1, Rb1, Rg2 です。その他少量のジンセノサイドRa, b2, d, eを含有し、また、ステロ-ル、フラノボイド等が単離されています。

<普通のニンジンと薬用人参との違い>

田七人参などの薬用人参と、スーパーで買える普通のニンジンとは、まったくの別物です。
赤いニンジンはセリ科の植物で、元をたどれば原産国は日本ではなく、ヨーロッパから入ってきたものと言われています。

一方、田七人参はウコギ科の植物です。 同じウコギ科の仲間には、日本では昔からなじみの深い高麗人参(朝鮮人参)があります。これら薬用人参は、もともと日本にはなかった植物で、一番最初に伝えられたのは高麗人参です。江戸時代の時代劇などで、重い病に患っている場合の究極の薬として用いられている場面は有名ですよね。

田七人参はそれからずっと遅れて、昭和になってからようやく日本に入ってきました。しかし、発生の起源からいうと、田七人参の方が古く高麗人参(朝鮮人参)のいわば兄にあたります。

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