2012年
12月 19日

卵巣がん

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こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ

私が20歳になったばかりのころの話です。

小学校から高校まで一緒だった親友と遊ぶ約束をしていたのですが、彼女の家に行くと、彼女から、「今からお母さんの病院について行くから、よかったら付いてきてくれない?」といわれたのです。

私は、「いいよ~」と言って、彼女と彼女のお母さんと一緒にお母さんが受診する病院に行きました。

少し前に体調を崩し、病院で検査を受けていた彼女のお母さん。

その検査結果が今日出るということで病院に行ったのですが・・・。

診察室から看護師さんが出てきて、親友を呼びました。

その瞬間、親友の顔が固まったのを覚えています。

親友が診察室に入って数十分後、親友とそのお母さんが診察室から出てきました。

お母さんは泣いていて、親友はお母さんをなだめています。

「どうしたの?」という言葉をかけるべきか悩んでいた私に、親友は「ちょっとお父さんに電話してくるね」と会社に行っているお父さんに電話をかけにいきました。

私は彼女のお母さんと一緒に待っていたのですが、彼女のお母さんの手を握ることしかできず。

数分後戻ってきた親友に、「お母さん、卵巣がんだって」ということを聞いたのです。

今から入院の手続きをしたりするとのことだったので、「せっかく遊ぶ約束してたけど・・・。ごめんね」といわれました。

私は、「私、まだいていい?」と聞いたら、親友はものすごく安心した顔をしました。

親友とそのお母さんと、病院でお父さんが来るのを待っていました。

そしてお父さんの顔を見た瞬間、お母さんが泣き始めました。

お父さんは、「大丈夫だ」の一言だけ伝えて、お母さんの体をさすりました。

私は親友を連れて、彼女の家にお母さんの荷物を取りに行ったのです。

私と二人きりになった親友は、涙を流しました。

私は彼女の背中を黙ってさすり続けました。

お母さんの手術はもちろん無事成功し、14年たった今でも定期検査は欠かせませんが、お母さんは元気に暮らしています。(働きすぎと思えるくらい、毎日働いていますが・・・)

親友のお母さんがかかった病気である「卵巣がん」

卵巣とは、女性ホルモンの分泌と卵子の成熟に欠かせないところです。

卵巣がんは、卵巣の表層上皮や肺細胞などに発生する悪性の腫瘍となります。

卵巣そのものに発生する原発性のものや、他の臓器から転移してできた転移性の癌があります。

卵巣がんが発生する要因は、遺伝(家族性)、出産の経験がない、排卵誘発剤、肥満、食生活などの他、子宮内膜症、骨盤内の炎症、多嚢胞性卵巣症候群などの婦人科の病気などがあります。

卵巣がんは転移がしやすいといわれ、症状が現れにくいという特徴があります。

初期において自覚症状はほとんどありません。卵巣癌が大きくなると腹水による腹部膨満感、出血、おりもの、下腹部痛などが現れるのですが、親友のお母さんは、妊婦さんのように異様に下腹部が膨れ上がっていたのです。

私は、「おばさん、お腹、ちょっと膨らみすぎじゃない?」と心配していたのですが、お母さんは「中年太り」と笑っていたのを覚えています。

でも、やっぱり腹水が溜まってたため、お腹が膨らんでいたんですよね。

あの時、やっぱり「病院行ってきなよ」と無理やりにでも連れていけばよかったと後悔しています。


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