2013年
11月 27日
テーマ : ├耳
By    コメントなし

鼓膜炎とは

本日もお読みいただきありがとうございます。
↓応援クリックお願いいたします



こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ

 

鼓膜炎という耳の病気があります。

 

鼓膜炎というのは何かと言いますと、外耳と中耳の境界である鼓膜に、限局した炎症が起きている状態のことを言います。

 

鼓膜炎には、鼓膜に水疱(すいほう)の生じる水疱性鼓膜炎と、肉芽(にくげ)やびらんの生じる肉芽腫性(にくげしゅせい)鼓膜炎の2つのタイプがあります。

 

耳の病気は子供がなりやすいなんて言われていますが、鼓膜炎は、子どもよりも20?40代の成人女性に多く発症し、両側の耳に起こることはまれです。 

 

鼓膜炎は中耳炎と似た症状が出ますが、鼓膜炎という診断が下されるのは、顕微鏡などで検査したときにはっきりわかるでしょう。

 

●水疱性鼓膜炎(すいほうせいこまくえん) 

 

水疱性鼓膜炎は、インフルエンザなどのウイルス感染が原因と疑われていますが、まだはっきりしていないそうです。

 

水疱性鼓膜炎の特徴は、激しい耳の痛みがあります。

 

中耳炎と合併することがあり、その場合は難聴や発熱が起こるので注意が必要です。

 

水疱性鼓膜炎の場合は、鼓膜に水泡ができるのですぐにわかるでしょう。

 

水疱性鼓膜炎によって内耳に影響を受けた場合は、感音難聴を起こすこともあるので、耳鳴りが起こる場合などはより一層慎重になる必要があります。

 

水疱性鼓膜炎の治療は抗生剤や鎮痛剤の服用になり、痛みが強い場合は、水泡をつぶすことがあります。

 

 

激しい耳の痛みが特徴で、耳だれはあまりありません。時々、中耳炎を合併することもあり、その場合は難聴(なんちょう)や発熱を訴えます。 

 

聴力検査の結果感音難聴が認められた場合は、突発性難聴に準じて、副腎皮質ステロイド薬、ビタミン剤、循環改善薬などが使われるとのこと。

 

次は、肉芽腫性鼓膜炎(にくげしゅせいこまくえん) についてご説明します。

 

●肉芽腫性鼓膜炎(にくげしゅせいこまくえん) 

 

肉芽腫性鼓膜炎は、細菌感染が原因といわれていますが、まだはっきりしません。

 

痛みは軽いようですが、耳だれが出ます。

 

耳の詰まった感じがする人もいるようですね。

 

顕微鏡で観察すると20%に小穿孔(しょうせんこう)(穴)を認め、中耳の慢性炎症の影響を受けていることがあります。

 

鼓膜を観察すれば診断は簡単ですが、中耳疾患を見逃さないよう、疑わしい場合は側頭骨CT検査なども行われることがあるそうなので、注視するべきでしょう。

 

治療の際は耳だれを検査して、起炎菌を検出し、その結果から点耳などで治療します。

 

効果がない場合は肉芽を切ってトリクロリールなどの薬品で約場合もあります。

 

鼓膜炎は再発しやすいものとなりますので、一度なった場合は耳の異常に注意をするようにしてください。

 

 


▲ページの上へ

コメントをどうぞ

いただいたコメントは、スタッフが承認した後に公開されます。
コメント本文のほか、お名前、URL(ホームページ、ブログ)は公開されます。メールアドレスは表示されません。