白井流 日本人に合った健康づくり

本来のあなたによみがえるために。

健康とは、心と体のバランスです。
心の持ち方というのはそれぞれ抱えている環境が違うので
具体的にこうしたらいいというのはなかなか難しいものです。

質の良い血液のもたらす効果

そこで、精神の問題はとりあえず脇に置いておいて、体の問題を考えたときに、
何を改善すれば一番健康に近づくことができるのかというと・・・
それが『血液』です。

人間の体は水分が約70%といわれていますが、
その中で血液は一番重要な体液です。
体をつくっている細胞のもとになるのは血液なのです。

血液の質がよくなると、当然健康状態は上向きになり、
これが低下すると健康状態も下向きになるというわけです。

質のいい血液を作るためにどうしたらいいか。

いろいろな方法があります。
運動する方法。運動をすると代謝が上がり、病気も少なくなるわけですね。
それから、良質な食材を使った食事。
良質な食材をとることによっていい血液になるのです。
ここのところは非常に理解しやすいシンプルな話ですね。
運動をしていい食事をしていい心がけをする。
そうするといい血液になるというわけです。

これは理想的なバランスですが、
ただ、われわれ生きていく中でこうはできないのが現実です。
例えば毎日三食、家の中で有機野菜と天然水で、
無菌室の中で空気を浄化して…こんな環境は絶対に無理なわけです。

環境的に考えれば有機野菜はほとんど摂取できません。
それに、われわれが今吸っている空気は化学物質に汚染されています。
外食、さらにストレスという問題も出てきます。
運動にしても、せいぜい歩くぐらいのものですよね。
そうすると生きているだけで健康から日々遠ざかっていくことになる。

まずできるところから、といって、食材を選んだり、
適度な運動を始めることはできます。
そうすると若干気持ちも晴れてきてだんだん体調も向上してきます。
しかし、それだけで急に血液が変わるということはほとんどありません。

肝心要血液を入れ替えるわけにはいかないので、
ではどこをやるかというと腸か肝臓、どちらかに手を入れるのが一番手っ取り早いんですね。

そこで中医学では今でも、肝にも腸にも田七人参が処方されます。現代の日本人の場合、もっと即効性を出すためには整腸剤で腸の状態を整えた方がいいと思います。

間違えないようにしていただきたいのは便をむりやり出すという意味ではありません。
整腸して吸収消化をきちんとできる腸になったところに田七人参が入ると、体内環境が変わり始め、いろいろな意味での流れや質がグンと高まります。

ちょっと運動を始め、食材や食事を考えて、
水もいい水を飲んでだんだん全循環が始まります。
その結果、健康というものがだんだんと出来上がっていくということです。

 

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