脳血管性認知症とは
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こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
認知症・・・。
誰しもが聞いたことがある病気ですよね。
認知症は、後天的な脳の器質的障害により、いったん正常に発達した知能が低下した状態を言いますが、認知症の多くは「アルツハイマー型認知症」と「脳血管性認知症」のタイプに分けられます。
もちろん、その他のタイプの認知症もありますが、認知症のほとんどが上記2タイプが多いというわけです。
アルツハイマー型認知症は、おそらくほとんどの人が耳にしたことがあるものだと思いますが、脳血管性認知症について、今回はお話したいと思います。
脳血管認知症は、脳梗塞や脳出血が原因となって認知症が起こる病気になります。
脳血管認知症の特徴は、脳血管に障害(小さな梗塞や出血)が起こるごとに突然、または段階的に、あるいは徐々に精神症状が現れるというものです。
感情がコントロールできず、涙もろくなったり、怒りっぽくなったりする精神症状から、物忘れなどの記憶障害は強いが判断力は正常、手足の麻痺、ろれつが回らない、ちょこちょこ歩く小刻み歩行、頻尿や尿失禁などの排尿障害などが見られる場合もあるそうです。
物忘れや記憶障害が起これば、認知症を疑う人も多いのですが、怒りっぽくなったりという精神症状で「認知症」を疑う人は少ないでしょう。
どちらにせよ、脳の中のトラブルによって、認知症が引き起こされたというわけですね。
脳血管性認知症の検査は、頭部CT、MRI、MRアンギオグラフィ、脳血管造影、脳血流シンチグラフィーなどが行なわれます。
そして、脳血管性認知症という診断が下されたら、治療に入りますが、残念ながら認知症を改善する有効な治療法はまだ見つかっていません。
しかし、糖尿病、高血圧、心疾患など基礎疾患の治療と共に、脳の代謝や脳の血流を改善する薬が使用されることがほとんどです。
有効な治療法は見つかってはいなくても、治療をすることは大切ですので、万一、ご自身やご家族で脳血管性認知症だと診断されましたら、進んで治療を受けるようにしてください。
ちなみに、私の恩師のお父様が脳血管性認知症になられました。
治療は大変でしたが、それでも頑張っていたのを学生時代に見ていたので覚えています。