高齢者を駄目にする介護とは?
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
例えば、若くてまだまだ元気一杯な若い人でも、ケガなどが原因で入院したとしますよね?
その入院生活が長くなると、運動能力が低下してしまいます。
長いベッド生活から、いきなり立ち上がったとき、思うように立ち上がれなかったり歩けなかったりする・・・という経験がある人もいるのではないでしょうか?
若い人でもこういう風になるように、高齢者も動くことをやめてしまうと、運動能力は低下してしまいます。
しかも、高齢者の場合は、その低下スピードが速くて、さらには海部k能力が遅いので運動能力が一度低下してしまうと、回復は困難になってしまいます。
散歩が好きな高齢者が毎日散歩のために歩いていたとしましょう。
散歩で歩いていたおかげで、運動能力は維持されていました。
でも、暑い夏や寒い冬に散歩をやめてしまった場合は、歩く力が急激に下がってしまって歩行困難になってしまうのです。
高齢者を駄目にする介護というのは、まさにここにあります。
介護の目的は現在の力を維持または失われた能力の回復にあるのですから、過保護になりすぎて高齢者の能力を奪ってしまう介護はやっていはいけません。
例としてあげるのであれば、高齢者の排泄作業において、トイレからポータブルトイレ、そしてオムツというステップです。
これは、歩ける高齢者の負担を減らすという介護者の親切心でしょう。
しかし、結果的に歩行の機会を奪い、能力の低下を招いてしまうことになってしまうんですね。
オムツの場合は、結果的には寝たきりを招く恐れがあるんですよ。
歩いてトレイにいける間は、ぜひトイレで排泄を促してください。
間に合わなくてもらしてしまうのであれば、オムツだって使ってもいいでしょう。
しかし、それでも「トイレでしましょうね」と声をかけてトイレに行かせてあげるようにしましょう。
高齢者をダメにしてしまうのは、介護にも原因があるということを知っておかなければなりません。
過保護も過干渉もダメなんですよ。
私は、人間というのは、「赤ちゃんで生まれて、赤ちゃんに戻っていく」と思っています。
考えたら、そう思いませんか??
何もサポートしなければ、赤ちゃんは生きていけません。
でも、手を差し伸べてあげることで、いろいろ出来始める。
高齢者もまさに一緒だと思います。
それに、子育ても過保護も過干渉もよくありませんよね。
高齢者をダメにする介護は、介護をする人もダメにしてしまう介護だと思ってみても間違いはないんじゃないかな・・・という私の個人的な意見です。