廃用症候群
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
要介護者が陥りやすい事態というのは、「寝たきり」です。
介護する人も、寝たきりの方が楽でいい・・・なんて思っている人もいるようですが、寝たきり介護は「廃用症候群」というものを招きます。
寝たきり状態が続くと、体を動かさないために、筋肉が縮む現象が起きてしまいます。
そうなるとどうなるか・
それは関節が自由に動かなくなってしまうのです。
骨折した人などが入院治療を受けて、体が動かせない状態が続いたとしますよね?
その後、ベッドから立ち上がろうとするとうまく立ち上がれない・・・というのを聞いたことがあるかと思いますが、まさにソレと同じ状態になります。
筋肉の収縮と関節が硬くなる現象は歩行能力を大幅に低下させ寝たきりや転倒などを招くというわけです。
また、寝たきりという事は、まったく歩かないということになりますので、足の骨からカルシウム成分が抜けて骨がカスカス状態になり骨折をまねきやすくなります。
なお、廃用症候群は運動能力の低下を招くだけではないんですよ。
長期間寝ていると、血圧を調整する機能が低下してしまうため、立ちくらみを起こし、失神を引起すこともあります。
また心肺機能を低下させ疲れやすくなり、痰を出す力も弱めてしまいます。
肺の機能が衰えてしまいますので、細菌感染による肺炎も引き起こしてしまうというわけですね。
廃用症候群に陥ってしまうと、さらに寝たきり状態を助長してしまう結果になってしまいますので、介護者は要介護者を「寝たきりにさせないようにする」配慮が大切になってくるでしょう。
寝すぎると頭が痛くなる経験をしたことがある人もいますが、「寝すぎる」というのは体にはあまりよくないってことですね。
私みたいなぐ~たらな人間は、できるだけ寝る時間を多くしたいと思うものですが・・・(恥)
ちょっと心を入れ替えます^^;