懐かしい光景
先日、松本の温泉に行った際、ふと発した畠山の「子供ん時住んでいた住宅、今もあるのかなぁ」から、「どうだろぉ、じゃ~行ってみよう!!」という事になりました。
転勤族の父のおかげ(せい?)で畠山はちょいちょい転校、小学校5年から中学2年までの4年間は松本の笹賀という地区に住んでいました。
繁華街とは少し外れ静かな場所に位置していた住宅、今では高速が通り、近くには松本空港が出来て、おおよそその当時とは全く別の世界になっていると思われ、口にこそ出さないものの誰もが”果たして辿りつけるのだろぉか”と感じていました。
ところがそんな心配もよそに、
「この道沿いに自衛隊が・・・あ~ここ、ここ!」と、戦争映画に出てくる様な少々グロテスクな光景が見られ、
「このお医者変わんないわぁ、自転車の後輪に足挟ませちゃって慌てて駆け込んだんだよねぇ」と妹の怪我の話が盛り上がり、
「あ~ここ曲がると○○さんの家だよ~」と、徐々に懐かしい場所になり、一番の難所である住宅周辺の狭くて解りずらい道路に至っては、普段全くの方向音痴の畠山の記憶がめきめき蘇り、誘導・・・すると・・・
「あった~、まだあるじゃん、すご~ッ!!一番右の2階だよねぇ」
着きました~!
当時、子供ながら”狭くて古いなぁ(ー_ー)!!”と感じていた年季の入っていた住宅だった為に、内心”もう、ないかも・・”と思っていただけに、驚きと感動です。
玄関側に廻りポストの状況を見ると、さすがに住んでいるだろう部屋はチラホラでしたが、この懐かしい空間は昔のままで畠山、思わずじ~ん(T_T)
そして、東側にあった大きな製紙工場も少々垢ぬけ(たように見えた)お洒落な横文字の名前に変わっていて、親心の如く”立派になったのぉ・・”と、更にじ~ん(T_T)
風が冷たかったこの日でしたが、暫くの間寒さを忘れて昔話に花を咲かせました。
建てつけが悪かった為、特に夜になると隙間風の音がピュ~ピュ~・・・当時の畠山、一人悶々と”この家には幽霊が住んでるんだ・・・”と、本気で思っておりました(;一_一)