認知症と物忘れの違い
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
認知症という言葉と、物忘れという言葉がありますよね。
高齢者になると、「物忘れがひどくなってきた~」なんて言う人もいますが、認知症と物忘れって、違うものだということを知っておきましょう。
高齢者自身もこの違いを知っておく必要がありますが、高齢者の家族を持つ人もこの違いを知っておく必要があります。
認知症とは、一度獲得した知的能力が、脳の後天的な病的変化によって著しく低下した状態のことを言います。
認知症が進行すると、記憶力や理解力、判断力が低下してしまって日常生活もままならなくなるのです。
2004年までは痴呆症と呼ばれていましたが、侮辱的な意味合いが強いという理由から「認知症」という名称に統一されたとのことです。
では、認知症と物忘れの違いですが、認知症と物忘れの大きな違いは、忘れ方にあるのです。
認知症は体験をまるごと忘れてしまいます。
つまり、1秒前のことでも、何をやっていたのか忘れてしまうのです。
しかし、物忘れの場合は、体験の一部を忘れてしまうのが特徴となりますので、1秒前のことでも、部分てきに忘れてしまうのが物忘れです。
近所の人の名前を忘れてしまった・・・というのも物忘れです。
ですが、近所の人の存在自体がわからなくなってしまったのであれば、それは認知症となります。
認知症は誰にでも起こりうるものです。
認知症と判断された場合は、医師の指導のもとで適切なケアが必要となり、認知症と物忘れの判断は、家族がその方の変化に気づく必要もあるものとなります。