肝外門脈閉塞症とは
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
小腸からの栄養分を多く含んだ血液を肝臓に運ぶ静脈を門脈といいますが、この門脈が肝臓の入り口付近で詰まってしまう病気を、肝外門脈閉塞症といいます。
この位置で門脈が閉塞すると、門脈の圧が上昇し、門脈圧亢進症という病態になります。
肝外門脈閉塞症は、門脈圧亢進症をきたす疾患の中では肝硬変症、特発性門脈圧亢進症に次いで3番目の頻度で発生しており、国内での発症頻度はそこまで高くないと報告されています。
発症率の男女比はあまり差はなく、発症年齢では10歳代以下と40歳代以降に発症しやすくなっているようです。
この病気の原因ははっきりと解明されておらず、遺伝性はありません。
肝外門脈閉塞症では吐血下血の頻度が高いのが特徴で、次いで脾腫大40.2%、貧血15.8%、腹部膨満9.8%となっていますから、下血をした場合などはすぐに病院に行くようにしましょう。
肝外門脈閉塞症では、門脈圧亢進症にともなう食道胃静脈瘤と、脾機能亢進症にともなう貧血が治療の対象となってくるでしょう。
静脈瘤が出血した際には緊急の処置が必要となりますので、注意してください。
出血した状態で放置してしまうと、出血性ショックが起こり死に至る場合があります。
体に異変を感じたら、必ず救急外来を受診をするか、救急車を呼ぶようにしましょう。
下血を軽く見ている人がいますが、下血は体によくないことが起こっている証拠です。
私自身、胃潰瘍と十二指腸潰瘍に何度もかかっているのですが、ある時、タール状の便が出たんですね。
診察したときにそのことを話したら、そのまま入院になり初日はベッド以外動いてはいけない、翌日は車いすでの移動ということになりました^^;
私自身はいたって健康だと思っていたんですが、実際はそうじゃなかったようです(汗)