顎骨炎とは
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
顎骨骨髄炎という病気は、骨髄の炎症で、同時に骨質および骨膜も侵されるという難治性の病気です。
顎骨炎になる原因は、口内細菌によって、う蝕(しょく)し歯髄炎(しずいえん)になり、治療後の歯が再び悪くなって起こるケースが一般的に多い原因となるでしょう。
また、顎の骨折などによっても起こると考えられています。
他には、糖尿病などの全身疾患、栄養障害、生体の免疫力の低下や代謝障害が原因で起こることもあるそうです。
顎骨炎の症状の現れ方は、歯の周囲の歯茎が広い範囲で発赤し、はれが著しく、歯は動揺(グラグラする)します。
また、歯ぐきから自然にうみが出るようになります。
歯、歯周、歯槽骨(しそうこつ)の深部に激痛が起こり、やがて近くの数歯にわたって歯ぐきのゆるみや歯のぐらつきが出てくるでしょう。
さらに、はれている側の下口唇に知覚異常が現れますので、どんどん症状が悪化していくのが特徴です。
歯だけの症状だけじゃないんですよ。
悪寒を伴う高い高熱が出ますし、食欲不振や倦怠感なども出てくるので注意が必要です。
顎骨炎の検査と診断は、X線検査(CT撮影)、MRI検査、血液検査(白血球の数や種類、赤沈)が行われます。
骨に異常のある時は、がんなどの腫瘍性病変との区別が必要になりますので歯医者ではなく、口腔外科での治療が必要になってくるのではないでしょうか。
顎骨炎の治療としては、全身消耗が激しくない場合は、安静にして対症治療を行います。
抗菌薬の点滴や注射の他に、骨髄の病変部を抗菌薬を含んだ液で洗い流す治療も行われるでしょう。
場合によっては骨の切除などの手術が行われることもあります。
急性期が過ぎたら、原因となっている歯を抜歯し、腐った骨を除去することになりますが、その後もあまり思わしくない状態になるとのこと。
これだけ見ていると、「ものすごく大変な病気だな。でも自分は大丈夫」と思う人もいるかもしれませんが、顎骨炎になっている人はけっこういるものです。
去年歯医者に行ったときに歯医者さんに
「顎骨炎の患者さんが、今年3人も来たんだよ。開業して10年以上たつけど、1年で3人も来たのは初めて。1人はなんとかなったけど、残りの2人は、口腔外科で今入院している。手術待ち状態」
ということを言われました。
歯は24時間使っているものですから、本当に大切にしなければならないものだということですね・・・。
みなさんは、歯を大切にしていますか??
歯にかかわる病気はまだまだありますから、これからもどんどんご紹介していきたいと思います。