咬耗症(こうもうしょう)とは
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
咬耗症とは、食べるときや無意識に起こる歯ぎしりなどで長年にわたって上下の歯が噛み合うことによって、エナメル質や象牙質がすり減って欠損となったものをいいますが、簡単に言えば、歯がすり減ってしまうというものです。
歯同士がすりあってしまっているために起こるものですので、通常は心配はいらないものとなります。
咬耗症は、加齢とともに徐々に進行しますが、若い人でも、若いころから歯ぎしりをしている場合は、咬耗症が強くでる可能性が出てきます。
咬耗症は、前歯の先端部分の切縁と呼ばれる部分が、臼歯は咬合面に現れてきますので、数本に咬耗症の症状が見えるというよりも、口内全体に見られるか、左右片側全体の歯に現れることがとてもほとんどです。
まあ、歯全体で歯ぎしりをしますので、数本に症状が出るわけないですよね。
咬耗した面は削られることによって平らになります。 象牙質まで進行すると褐色となりその後、くぼみができるので一見「虫歯?」と勘違いすることも多いです。
咬耗症は気付づきにくいものになりますから、気付いた時点ではかなり症状が進行していた・・・ということになるのではないでしょうか。
咬耗症の原因となる擦り減りは、歯がお互いに擦りあって出来るので、誰しもが体験することです。
ただ、「軽度」なのか「重度」なのかの違いは出てきます。
歯ぎしりをするくせが日ごろから出ている人は、より強い症状が現れることになるでしょう。
咬耗症は進行を止めることはできます。
例えば、寝ているときに知らずに歯ぎしりをしてしまっている場合は、マウスピースを使って就寝する・・・といったものです。
それ以外としては、意識をして辞める・・・という方法しか出てこないでしょう。
咬耗症に早期発見したいのであれば、歯磨き後に自分で歯のチェックをすることで気づくようになります。
歯ぎしりなどについての相談も歯科や口腔外科でできますので、一度相談してみてくださいね。
ちなみに、私の弟と私の息子は歯ぎしりがすごかったのですが、歯医者に相談して言われたアドバイスを行ったら歯ぎしりの改善ができました。