タンパク漏出性胃腸症(たんぱくろうしゅつせいいちょうしょう)とは
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
タンパク漏出性胃腸症(たんぱくろうしゅつせいいちょうしょう)とは、胃腸の粘膜からタンパク質が大量に流れ出して血液中のタンパク質が少なくなってしまう病気です。
このような症状を呈する病気にはメネトリエ病や腸リンパ管拡張症などの他、クローン病、悪性リンパ腫、心外膜炎などの心臓の疾患などがあるため、注意が必要な病気になります。
症状としては、血液中のタンパク質が減少することによってむくみが現れます。
足や顔がむくんだり腹水や胸水を伴うこともありますが、嘔吐、腹痛、下痢、腹部膨満感なども起こったりすることがあるようです。
タンパク漏出性胃腸症の診断には、α1―アンチトリプシンクリアランス試験、シンチグラフィなどが行われ、血液検査によってタンパク質の低下(低タンパク血症)、コレステロールの低下(低コレステロール血症)、カルシウムの低下(低カルシウム血症)が認められますので、すぐに判断することが可能となるでしょう。
治療は薬物療法が行われ、アルブミン製剤、あるいは副腎皮質ステロイド剤などが使用されます。
食事療法も行われますが、高タンパク食を中心に脂肪を制限することになります。
先ほども言いましたように、他にも原因となる病気がありますので、その病気の治療も同時に行う必要が出てくるでしょう。