食道潰瘍とは
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
何かしらの原因で逆流性食道炎になり症状がひどくなると、食道下部に潰瘍が形成されます。
それが食道潰瘍です。
食道潰瘍になると、初期の段階では、胸に違和感を感じ吐き気や胸焼けといった症状が出てきます。
進行していくと、胸に痛みを感じるようになり、嘔吐物に出血が見られる、また食べ物が飲み込みにくくなるといった症状になります。
食道潰瘍になってしまった食道の粘膜は元通りにはなりません。
胃の粘膜と同じ構造の粘膜が、食道粘膜の代わりをするようになる「バレット食道」という状態になります。
このバレット食道は欧米では胃がんへ進行する主な病気と言われています。
日本では、このバレット食道から食道がんになるケースは少なく、治療せず経過観察というのが一般的です。
しかし、食が欧米化していることからも油断の出来ない病気になりつつあります。
食道潰瘍、バレット食道の症状に気付いたら無治療ではなく、1年に1、2回は専門医を受診するようにしましょう。
たかが逆流性食道炎と侮っていると、食道潰瘍になり、放っておくことでその他の重篤な病気を引き起こしてしまう可能性が高くなります。
その中でも食道がんは、早期発見が難しいとされる癌です。
気付いたときには手遅れだった、ということにならないためにも食道潰瘍と言って軽く見ないで、まずは病院でしっかりと診てもらうことをおすすめします。