高齢者の便秘
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
テレビや雑誌の便秘解消の効果があるサプリやお茶などCM、広告を見ると
その対象が高齢の方になっていることが多いです。
便秘といえば女性に多いイメージがありますが、その男女比の割合は年齢が上がるとともに男性が増え、70代以上になると男女比はほぼ同率になっています。
高齢者の中には、便秘薬に頼っている方も少なくありません。
若かった頃は、便秘なんて気にしていなかった方でも70代に突入すると急に便が出にくくなったと感じる方も多いようです。
加齢による便秘の一番の原因は、腸の筋力の低下です。
70代を過ぎると、20~30代の頃と比べ30%程度、弾力が低下すると言われています。
また、腹筋や腰や脇の周りの筋肉なども便を排出する上で必要な筋肉ですので、これらの筋力の低下によって排便しにくくなってしまいます。
この他に、体内の変化では腸内環境を整えてくれるビフィズス菌の数も加齢に伴い次第に減少していき、腸内腐敗が起きてしまっている状態になります。そしてこの腸内環境の悪化は老化を加速させる要因です。
加齢による便秘は、若いころの便秘とは違い一時的なものではなく、長年の生活習慣や筋力低下によるものなので慢性化する可能性が高いとされています。
便秘になってしまう前に、生活習慣を見直し、適度な運動を続けることで筋力の低下を防ぐことが健康を維持する上でも大事なことです。