2016年
5月 26日
テーマ : ├心
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身体表現性障害とは

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こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ

 

身体表現性障害(しんたいひょうげんせいしょうがい)という心の病気があります。

身体表現性障害とは、心理的な要因によって引き起こされる身体の障害となっており、障害のために仕事や日常生活、社会活動などに支障をきたすこともあるとされています。

 

本人には自覚症状があるにもかかわらず、何の検査をしても身体の病気や精神的な病気、薬物などの影響なども無く異常が見あたらないのが特徴になるのですが、本人は苦しんでいますので、診断がされないということに苦痛を覚え、病院を転々とする・・・ということが多くなるケースと言えるでしょう。

 

身体表現性障害の原因は、ストレスや不安、心の中の葛藤の他、家庭環境や本人の性格などが関係していると言われており、症状は、心気症、転換性障害、疼痛性障害、身体化障害、身体醜形障害に分けられます。

心気症は、ささいな異常でもガンやノイローゼなどのように悪い病気にかかっているのではないかと思い込んでしまいます。

転換性障害は、運動機能や感覚機能に一つ以上症状が現れるもので痙攣、手足のしびれ、耳が聞こえない、声が出ない、目が見えないなどが起こります。

疼痛性障害は、内科的にも外科的にも異常がないのに身体の一カ所以上に疼痛が現れます。

 

身体化障害は、原因となる身体の異常は見られないんですが、身体にうずくような痛み、吐き気、嘔吐、下痢など胃腸の症状や月経不順など性的な症状、神経症状などが現れます。

身体醜形障害は、実際はそれほどではないのに、自分はあたかも醜いと思いこんだり、悩んだりしてしまう障害です。

特に顔や鼻の形が気になると言われています。

身体に異常がなかったとしても、痛みがあったり吐き気があったりすれば、誰しもが「何か大きな病気かも」と心配になるは当然の話ですよね。

 

この病気の治療は、あくまでも「心の病気」となりますから、抗うつ薬や抗不安薬などを使用する薬物療法や精神療法などがメインとなるでしょう。

 

 


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