後縦靱帯骨化症(こうじゅうじんたいこつかしょう)とは?
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
後縦靱帯骨化症とは、脊椎の推体に沿って縦走する後縦靱帯が骨化して脊柱管を狭くし、中にある脊髄を圧迫することによって障害を起こす病気です。
主に頸椎に見られますが、中年以降の男性に多い原因不明の病気です。
症状としては、手指の運動障害、腕のしびれ(知覚障害)、歩行障害(※痙性歩行 )、膀胱障害(尿が出にくい)など神経症状が見られます。
原因がわからないのに、これだけ多くの症状が出るのは不快ですよね。
治療には保存的治療と外科的治療があります。
保存的治療は、1ヶ月ほど入院して頸部カラーなどによって頸椎を牽引しながら安静を保ちます。
これは、しびれや痙性歩行などが進行する場合には有効です。
また、症状が強い、保存的治療で改善が見られない場合は外科的治療が必要となります。
外科的治療には、骨化した部部を取り出す前方進入法と骨化部分はそのままにして脊髄の入った脊柱管を拡張する後方進入法があります。
中年以降の男性に多く発症することが多いようですので、注意しておいたほうがいいでしょう。