「太田母斑とは?」
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
太田母斑とは、頬部(きょうぶ)を中心とした顔面(眼の周囲がほとんど)の片側、時に両側に青色からやや褐色の小さい点が集まって斑をつくる病気で、とくに女性に多くみられます。
出生直後から目立つ場合と、思春期ころに目立ってくる場合とがあり、時には眼球にも青色の色素沈着がみられます。
日本人に比較的多くみられるタイプでもあり、たまに肩から上腕部に同じような青色の斑がみられる場合もあります(伊東母斑(いとうぼはん))。
顔に現れてきますので、見た目が気になることが多く、化粧品(カバーマーク・資生堂など)で隠す、ドライアイスをあてる、薄く削(けず)るなどの方法が一般的でしたが、最近ではレーザー(Qスイッチルビーレーザー、Qスイッチアレキサンドライトレーザー)照射でかなり色調が改善し(消失例もある)、レーザーのよい適応疾患になっているそうです。
嬉しいことに、太田母斑に対するレーザー療法は健康保険が適用されます。
眼球の色素斑はレーザー照射ができないので、現在は治療法がないのが難点です。
小児期〜思春期で顔面に青あざができればこの疾患とみてよいでしょう。
見た目の問題が主になるので、気になる場合はレーザーを設置している施設で相談してください。
できれば小さいうちに治療をしておくといいですね。
この病気になった場合は、皮膚科を受診することをオススメします。