「ケルスス禿瘡とは?」
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
ケルスス禿瘡とは、毛に侵入した白癬菌(はくせんきん)のため皮膚の炎症が強くなった状態です。
ケルスス禿瘡の原因は、頭部白癬が誤診されて、ステロイド薬を使用し、悪化してケルスス禿瘡になることが最も多くみられます。
ケルスス禿瘡の症状の現れ方は、頭部に複数の膿疱(のうほう)が集まり、全体として腫瘤(しゅりゅう)状に盛り上がるようになります。
濃汁が付着し、発赤腫脹(ほっせきしゅちょう)して髪の毛の多くは抜けてしまいます。
ケルスス禿瘡の検査と診断は、頭部白癬と同じく、KOH溶液やズームブルーを用いた毛の直接鏡検(顕微鏡での検査)で行います。
皮膚の一部をとって調べる生検をして病理組織学的に診断することもあるそうです。
ます。白癬菌を使ってつくった抗原の皮内反応(トリコフィチン反応)も参考になります。
ケルスス禿瘡の治療は、外用薬では治りません。
ですから、内服薬を用い、2〜3カ月の内服が必要となります。
ケルスス禿瘡になると、治ったあとも脱毛が残ることがあるので、早期治療が必要となるでしょう。
覚えておいてほしいのは、頭の皮膚病に安易にステロイド薬を使わないということです。