「唾液腺腫瘍とは?」
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
唾液腺腫瘍はすべての唾液腺に発生しますが、耳下腺(じかせん)に最も多く(70〜80%)、次いで小唾液腺(10〜15%)、顎下腺(がくかせん)(5〜10%)で、舌下腺(ぜっかせん)(1%)が最も少ないと言われているようです。
悪性腫瘍(がん)と良性腫瘍の発生の割合は、耳下腺では悪性の発現は良性の約4分の1、顎下腺では2分の1、小唾液腺ではほぼ同数となります。
原因としては、唾液腺を構成する細胞が腫瘍化したものです。
症状の現れ方としては、耳下腺に発生した多形腺腫では、無痛性の腫れが現れま、腫瘤(しゅりゅう)は比較的硬く、形は凹凸不整です。
周囲組織との境界ははっきりしているのでわかりやすいかと思います。
顔面神経の麻痺が起こることがないので、そこは安心です。
多形腺腫の発育速度は極めてゆっくりで、数年から10年以上の経過をとるものが多くあります。
しかし、ある時点から急速な発育を示すことがあり、この場合は既存の多形腺腫ががん化した可能性があるため、注意が必要となるでしょう。
治療法は腫瘍の外科的切除のみとなりますが、口腔外科専門医または頭頸部がんを専門とする耳鼻科医に相談する必要がありますので、自己判断はやめてくださいね。