こんな便秘はすぐに病院へ!
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
便秘は辛いものですが、慢性的な便秘な人は「これくらい大丈夫」と楽観視してしまうことがよくあります。
便秘の中でも症状によってはすぐに病院で診察を受けたほうがいい便秘があるということを知っておきましょう。
特に小さい子供の場合は、言葉で異常を伝えることができませんので、保護者が体の異常について十分な注意を払ってあげる必要があります。
小さな子供の便秘で注意してほしいのが、『先天性巨大結腸症』というものです。
『先天性巨大結腸症』とは、生まれつきに腸の一部の神経に異常がある病気で、排便に必要な腸の運動がうまく起きずに、腸内に便が大量に溜まってしまう病気になります。
さらに、腸内にある食物のカスが腐敗すると有毒ガスが充満しますので、それがお腹をパンパンに張らせるという症状もでてきてしまいますので、すぐに病院へ行ってください。
赤ちゃんは生まれてはじめて出す便を胎便というのですが、この胎便が出にくい場合はこの病気が疑われますので注意が必要になります。
もちろん乳児期であっても、ガンコな便秘が続いたりする場合はこの病気の可能性がありますので注意が必要です。
お腹がパンパンに張っていたり、母乳も飲めない状態になると命に関わることがありますので、すぐに病院へ連れていくようにしましょう。
また、『絞扼(こうやく)性イレウス』という病気があります。
なんらかの原因で、腸内に食物や消化液などが溜まってしまい、腸を塞ぐ腸閉塞(イレウス)を起してしまった場合、処置せずに放置すると、最悪死亡に至ることがあります。
腸閉塞には色々なケースがありますが、一番警戒が必要なのは、絞扼(こうやく)性イレウスになります。
嘔吐、腹部膨満、腹痛などの症状が出る場合は要注意で、絞扼性イレウスの場合はさらに耐え切れない激痛になるケースがありますので、すぐに「異常」を感じることができるでしょう。
また、慢性便秘にみえて、実はガンだった・・・ということもあります。
ごく普通の便秘だと思っていたら、大腸がんが進行していたというケースもありますので、便秘を楽観視してはいけませんよ。
大腸ガンは近年急速に死亡率をあげているガンであり、胃がんを抜く勢いとなっています。
慢性便秘だと思い込んでしまうとこの機会を失ってしまい、取り返しのつかない事態に至ってしまうので、慢性便秘を抱えている人は、下記のような症状に十分気をつけて下さい。
血便がでる(便の色が黒い、赤黒い)
便に粘液がついている
鉛筆の芯のように細い便が出る
痔の出血と勘違いされやすいのですが、血便や便に血が混じっていた場合もすぐに病院で診察を受けるようにしましょう。