爪囲炎(そういえん)とは
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
爪囲炎とは、何らかの原因で爪の周囲の皮膚が炎症を起こして赤くなったり腫れたりする病気です。
原因としては、真菌(カンジダなど)、細菌(ぶどう球菌、化膿性連鎖球菌、緑膿菌、大腸菌など)、ウイルスによる感染、あるいは薬品や洗剤の刺激による接触皮膚炎などが挙げられます。
化膿性の爪囲炎は、黄色ぶどう球菌や連鎖球菌などが爪の周囲の切り傷やささくれなどから感染して爪の周囲の皮膚が赤くなって腫れます。
そして化膿して痛みを伴い、爪は厚くなって灰白色に濁ります。
カビの一種であるカンジダによる爪囲炎は、爪と皮膚の間で増殖して爪の周囲が赤く腫れ押すと圧痛があります。
爪は厚くなって黄白色に濁ります。
この病気は残念ながら、非常に治りにくい病気と言えるでしょう。
治療には、まず細菌培養を行って細菌の種類を特定する必要があります。
カンジダ感染の場合は抗真菌薬、細菌感染には原因となる細菌に有効な抗生物質の内服薬や外用薬が使われ治療することになります。
ウイルス感染が原因の場合、抗ウイルス剤が使われ、湿疹を伴う場合は副腎皮質ホルモン剤の外用薬が用いられるでしょう。
化膿がひどくなってしまっている場合は、切開手術が行われ膿を出すことになります。