大腸憩室症(だいちょうけいしつしょう)とは?
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
大腸憩室症(だいちょうけいしつしょう)とは、大腸壁の一部が袋状に外側に飛び出している状態を言います。
高齢者によく見られる病気ですが、若い人にも増えてきている病気です。
原因は、食生活の欧米化によって食物繊維が不足し、便秘などで息むと腸内の圧力が上昇して起こりやすくなるということが考えられており、また、加齢により大腸壁がもろくなることも原因となります。
憩室自体に症状はありません。
憩室に便がたまることでいろいろな合併症が起こります。
憩室に炎症が起これば腹痛や発熱が起こります。
炎症が進行して腸に穴があくと腹痛や発熱の他に嘔吐や腹部膨満感が見られます。
炎症を繰り返して大腸壁が肥厚して狭窄が起こると腸閉塞状態になります。便が血管を傷つけると出血が起こります。
血便が出るのでわかりやすいかもしれませんね。
憩室炎を起こした場合は、抗生物質の投与、点滴輸血などの内科的治療が行われます。
憩室出血で止血しない場合や出血を繰り返したり、あるいは腹膜炎の合併、著しい狭窄を起こした場合は手術が行われるそうです。