2017年
12月 22日
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「スウィート病とは?」

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こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ

 

スウィート病とは、発熱と血液中に好中球(白血球の一種)の増加を伴って急に発症する、隆起性の紅斑を特徴とする病気です。

 

原因としては、細菌などに対して好中球の機能が高まって生じる過敏反応と考えられます。

 

約20%の症例で血液疾患や悪性腫瘍を伴います。

 

とくに白血病や骨髄異形成症候群が多いと考えらえています。

 

上気道感染が先行する例もありますが、39℃前後の発熱とともに顔、頸(くび)、上半身を中心に、境界がはっきりした、周囲から隆起した紅斑または毛嚢炎(もうのうえん)(毛穴の炎症)に似た丘疹(きゅうしん)が多発し、しばしば痛みや圧痛がみられます。

 

紅斑の上に水ぶくれや膿疱(のうほう)を伴うこともあり、色調は鮮紅色ですが、経過とともに暗紅色ないし紫紅色に変わります。

 

治療をしないと小さくなったり大きくなったりを繰り返すのでやっかちです。

 

検査は、皮膚の生検(皮膚を数mm切り取って調べる病理組織検査)を行い、真皮に好中球やその核の破片が密に浸潤(しんじゅん)していること、血管炎がないことを確かめます。

 

血液検査では好中球を主体とする白血球数の増加、赤沈やCRPなどの炎症反応の亢進がみられますが、ベーチェット病との区別が難しいことがあります。

 

スウィート病の治療方法ですが、高熱や関節痛のために入院が必要になることが多い病気となるでしょう。

 

治療は、副腎皮質(ふくじんひしつ)ステロイド薬の点滴注射または内服となります。

 

もしこの病気かもと思ったら、できれば入院可能な病院の皮膚科を受診してください。


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