2011年
11月 1日

加齢は皮膚だけではなく顔面骨にも影響を及ぼす|HealthDay News

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顔のしわや皮膚のたるみは、
年齢とともに骨にも原因があるという研究が明らかにされました。
体内環境をしっかり整えないといけませんね。
以下、HealthDay News 1月7日より抜粋
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顔の老化といえばしわや皮膚のたるみが思い浮かぶが、年齢とともに顔面骨(facial bone)にも体積の減少や後退がみられることが新しい研究で明らかにされた。
顔面骨を顔の組織や皮膚の「足場(scaffolding)」と考えれば、骨の損失が皮膚の下垂やたるみの一因となる可能性もあると、研究著者である米ロチェスター大学メディカルセンター(ニューヨーク州)のRobert Shaw Jr.博士は説明している。

男性では65歳以上で著明な骨の損失が生じるが、女性の場合はもっと早く生じ、41~64歳の女性の顔面骨は20~40歳とは大きく異なるという。
このことから、しわ取り術や皮膚引き締め術を受けても20代の自分と同じ外見には戻れない理由を説明できるが、「基礎構造から改善すれば、皮膚の外見も変えることができる可能性がある」とShaw氏は述べている。
この研究は、医学誌「Plastic and Reconstructive Surgery(形成・再建手術)」1月号に掲載された。

Shaw氏らは、20~40歳、41~64歳、65歳以上の男女120人を対象に顔面骨のCTスキャンを実施し、三次元再構築画像を作成して構造を評価した。
その結果、年齢とともに眼窩(がんか:眼球の入っている大きなくぼみ)を形成する骨が後退し、眼窩が拡大していることが示された。わずか数ミリの骨の減少が、目の周りの余分な皮膚や皮膚のたるみにつながるという。
このほか、眉骨、鼻および上顎などにも同じような体積の損失が認められた。また、下顎骨の減少で下顎の角度が鈍くなり、顎のラインが不明瞭になることもあるという。

Shaw氏は「骨は一生を通じて生成され吸収されているが、加齢により新しく作られる骨よりも吸収される骨のほうが多くなると考えられる。
また、加齢により骨密度も減少し、これが女性に多くみられる骨粗鬆(しょう)症につながる。
しわ取り術を希望する人は、充填剤や脂肪の注入、あるいはインプラントの使用により喪失した骨を形成すれば、結果を向上させることができる」と述べている。
別の専門家は、外見の老化にはさまざまな因子が関与していると指摘。ほかにも遺伝子の影響や、日光、ニコチンなどの外部因子があるとしている。
(HealthDay News 1月7日)


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