2012年
10月 18日

下剤の乱用

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こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ

先日テレビを観ていたら、ダイエットから下剤乱用に陥って、最終的には1日に下剤90錠飲むほどになって腸の機能が完全に停止してしまった・・・という人の話がやっていました。

最初は決められた量を飲んでいるつもりでも、それが毎日だと効果もなくなって、どんどん量が多くなってくる。

これはすでに「下剤乱用」になっています。

薬って、コカインや大麻などが「ドラッグ依存症」になるわけじゃありません。

下剤、頭痛薬なども、常用していれば、「ドラッグ依存症」になってしまうんですよ。

下剤を飲めば痩せる・・・っていう誤った知識って、まだ浸透しているんですよね。

下剤乱用で痩せるということはありません。

下剤を使っても食べた量のおよそ1割しかカロリーは排出されないんですよ。

下剤乱用で一番怖いのは、体のさまざまなバランスが崩れてしまうということ。

まず、下剤乱用によって体内の電解質バランスの崩れが起こります。

胃液や腸液の中にはカリウムが含まれています。

下剤乱用によりカリウムが多量に失われると低カリウム血症になることもあるのです。

カリウムは筋肉の収縮や神経の働きを保つ役割を担っていますので、カリウムが不足すると全身倦怠感(だるさ)、筋力低下を引き起こします。

もう立ってられないほど、ぐったりしてしまうのです。

また、不整脈にもなります。

腸のシステムも壊れてしまって、自分で排便することもできません。

出ないから下剤を使う。

それでももう排便することができなくなってしまいます。

最終的に、自分の力で排便ができなかったり、腸の機能が完全に死んでしまったら、人工肛門をつけなければいけなくなります。

安全とされている下剤の乱用が、最終的には人工肛門に繋がってしまう。

本当に怖いですよね・・・。

なお、頭痛薬を頻繁に使っているという人もいるでしょう。

頭痛持ちの人もいますからね。

でも、頭痛薬を頻繁に使ってしまうと、脳が痛みにとても敏感になっていってしまいます。

頻繁な服用を続けているうちに、脳はわずかな痛みも敏感に反応してしまうのです。

本来なら、そんなに痛くないことでも、体が「痛い」と感じてしまったら、脳がさらに強い痛みとして捉えてしまいます。

薬が効いている間は痛みが落ち着いていますが、薬が切れたとたん、痛み出すようになるというわけですね。

では、なぜ常習性が現れるのでしょうか?

それは、頭痛薬に「無水カフェイン」というものが入っているからです。


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コメント(2)

  • 下剤を一日に90錠も飲むなんて、ほんと恐ろしい話ですね…。
    今の社会は、物や情報が溢れていて、本来満足してもいいように思うのですが、、何か満たされない気持ちになるのは私だけでしょうか…。

  • >LOVE&GREENさん
    コメントありがとうございます。
    おっしゃるように、習慣って怖いですよね。
    どうなれば心が充足するのかを追究するのは、生きている人間の使命のような気がしています。
    答えも、時代や人によって変わるのでしょうね。

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