涙嚢炎とは
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
涙嚢炎という病名を聞いたことがありますか?
涙嚢炎は、涙という字があるのでわかるかと思いますが、目の病気の一つとなります。
涙嚢炎は涙が流れていく通路の部分がふさがってしまったために、目ヤニや涙がつまって細菌感染を起こしてしまうという病気となり、先天性と後天性の2種類があります。
涙は大部分が蒸発してしまいますが、一部は結膜や角膜を潤したり、まばたきなどで眼頭の方に運ばれていき、まぶたの淵にある小さな穴に入り細い管を通って眼頭の奥にある涙嚢に入り、鼻涙管を通って鼻腔の中の下鼻道に抜けていきます。
先天性の場合は生まれつきのものとなり、鼻涙管が下方に延びていく途中で中断され、閉塞してしまっていますので、ブジーというステンレスの細い棒を涙点から入れて閉塞部分を開放する治療を行う必要があるそうです。
先天性のものは生後まもなく主に片眼に症状が出ます。
そのため、すぐにわかるはずです。
生後2~3ヶ月頃に治療することがもっとも適切と考えられており、生後半年以上経つと閉塞部の抵抗が強くなり、1回ではなかなか開けにくくなってしまいますので、赤ちゃんの治療は早めに行なうようにしてください。
大人になってこの病気になってしまった場合は、原因ははっきりとしていません。
副鼻腔炎(蓄膿症)、強いアレルギー性結膜炎、外傷などによって起こると今のところ考えられており、まれに顔が変わるくらい腫れる急性涙嚢炎というのも発症してしまいますので、注意が必要だと言われています。
急性のほうは、涙嚢炎が悪化してしまった状態のものを言います。
初期の場合なら柔らかいシリコンチューブを涙点から閉塞部まで一ヶ月近く留置するという方法で半数以上の人は完治できるとのこと。
処置もそれほど時間もかかりませんし、キズも残らないそうです。