角膜潰瘍とは
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
今日は角膜の病気についてお話します。
「角膜潰瘍」というものなんですが、角膜潰瘍とは、何らかの原因で角膜に傷がつき、そこにウイルスや真菌、細菌、アカントアメーバーなどが感染して起こる病気です。
簡単に言うと、角膜に深い傷ができてしまうという病気なんですよ。
角膜潰瘍になる原因は、まず細菌などに感染してしまうことから始まりますが、そもそも細菌に感染する原因としては、植物や動物の接触によるキズ(じゃれていて、目を傷つけられてしまったなど)、体の衰弱、長期の抗生物質の服用、ステロイド薬の点眼、コンタクトレンズの不適切使用などが揚げられます。
非感染性のものでも起こり、こちらの原因としては、関節リウマチなどの自己免疫疾患に合併して角膜潰瘍(蚕食性角膜潰瘍)を起こすものもあります。
角膜潰瘍の症状としては、目の異物感、白目の充血、目の痛み、めやに、涙が多い・・・などがありますが、炎症が続くと角膜が白くにごり、潰瘍でてきます。
潰瘍が深くなったら、感染が広がってしまっているということになりますので、最悪の結果、失明してしまう恐れもあるのです。
角膜潰瘍の治療としては、原因となっている菌自体の治療をしなければなりません。
そのため、抗生物質などの薬や点眼、点滴、結膜下注射などが行なわれます。
非感染性のものには、副腎皮質ステロイド薬の点眼や内服薬が使われ、 角膜穿孔(角膜に深い潰瘍ができる)に対しては角膜移植が行われます。
角膜腫瘍はあまり耳にした事がない人もいるかもしれませんが、動物にひっかかれて目をケガした、植物の枝や葉っぱで目を傷つけた・・・などがあった場合は、この角膜腫瘍に気をつけるようにしてくださいね。