各駅停車症候群とは
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
あなたは普通に電車に乗ることができますか?
もし、「電車に乗るのはちょっと気が引ける」とか「電車に乗ることが恐い」と感じるようでしたら、それは一種の「心の病気」の表れかもしれませんよ。
「過敏性腸症候群(IBS)」別名「各駅停車症候群」とも呼ばれ、「強いストレス」が原因で発症するストレス病があります。
電車に乗っている時に急にお腹が痛くなり、トイレに行きたくなった経験はありませんか?
私はよくあります。あれってものすごく焦るんですよね。電車は急に止まりませんから。急行なんかだとなかなか駅に止まらないので、もう最悪です。
日常的にそういった不安を抱いている状態だと、普段から電車に乗ること自体が恐くなりすぐに止まる各駅停車の電車しか乗れなくなってしまうのです。
「各駅停車症候群」という呼び名はそこからきているんですね。
正式名称「過敏性腸症候群(IBS)」は下痢が頻繁に続く病気の一つで「ストレス」が主な原因とされ、腸内の「セロトニン」の異常分泌が関係していることがわかっています。
したがって症状を緩和するのに有効な治療薬も開発され、薬によって下痢が治まる人も出てきましたが、まだまだその効果には個人差があるようです。
「過敏性腸症候群(IBS)」は「下痢型」だけではなく、「便秘型」やお腹にガスがたまる症状の「ガス型」といったタイプもあるそうです。
ストレスの強くかかる社会人男性に多く見られる病気なのです。
症状が重くなると電車だけに限らず他の乗り物でも同じ現象が起きてしまったり、会議中や講義、講習中などのすぐにトイレへ駆け込むことができない状況下では、常に「過敏性腸症候群(IBS)」の症状に悩まされることになってしまいます。
そうすると、外での行動範囲が極端に狭くなったり、外出すること自体が億劫になったり、人付き合いが悪くなったりと生活の質が低下してしまうのです。
これは、「パニック障害」や「うつ病」の症状とも共通しており、早期発見・早期治療が大切となります。
厄介なのは、本人は症状にすごく苦しんでいるのに周りの人はそれほど気にかけてくれないとう現実です。
「気の持ち様なんじゃない」とか「薬を飲めば治るでしょ」といった感じで、本人の苦しみをなかなか理解してもらえないことが多いのです。
ストレスが原因の病気ですから、ストレスを溜めないようにすることが何よりの対策だと思います。また、家族や友人などの周りの人たちもこの病気で苦しむ人の助けになってあげてほしいですね。
外出の際はなるべくトイレが近くにあるような場所を選ぶとか、気が紛れるように会話を弾ませるとか、不安になるような要素を少しでも減らせるようにすればかなり気持ち的に楽になるはずです。
それでも症状が悪化するようでしたら、しっかりと専門機関での治療をお勧めします。
完治はなかなか難しい病気ですので、ひとりで思い悩まずに周りのサポートも味方にして、上手に病気と付き合うことが大切なのではないでしょうか。
もしかしたら「気軽に電車に乗れるかどうか」で、あなたの「心の病気」が発見されるかもしれませんよ。