「クッシング症候群とは?」
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
クッシング症候群とは、副腎皮質(ふくじんひしつ)でつくられる副腎皮質ステロイドホルモンのひとつ、コルチゾールが増えすぎるために起こる病気です。
特徴的な身体所見があり、また高血圧、糖尿病、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)、感染症など、さまざまな病気を引き起こします。
クッシング症候群の原因は、脳の下にある下垂体に腫瘍ができ、そこから副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)が過剰に出てくるために副腎皮質が刺激されてコルチゾールが増える場合と、副腎皮質に腫瘍ができて、そこからコルチゾールが多く出てくる場合があります。
下垂体の腫瘍が原因の場合をクッシング病と呼び、区別されています。
クッシング症候群の最も特徴的な症状は、手足が細くなってもおなかは太り、顔はむくんで赤ら顔になることです。
また、腹部、太ももに赤紫色の皮膚の亀裂が生じることがあり、皮膚は軟らかく、あざができやすくなります。
顔にはにきびが目立ち、男性では性欲の減退やインポテンツ、女性では月経異常やひげが生えたりします。
クッシング症候群の治療は原因になっている下垂体腫瘍、あるいは副腎腫瘍を手術で取り除きます。
この場合、腫瘍からホルモンがたくさん出ていると、正常な副腎は、休んで小さくなってしまっています。
正常な副腎のはたらきが回復するにはかなりの時間がかかるため、手術のあと、数週間〜数カ月間にわたって副腎皮質ホルモン薬を補充する必要があります。
下垂体腫瘍が原因のクッシング病の場合、腫瘍を完全に取り除けないことがありますので、この場合は、下垂体に対して放射線療法を追加します。