2018年
8月 2日

「急性アルコール中毒とは?」

本日もお読みいただきありがとうございます。
↓応援クリックお願いいたします


 

こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ

 

先日、用事で夜中に帰宅することがあったんですが、その時に道端で寝てしまっている人を何人か見ました。

 

飲み過ぎてしまったのでしょう・・・。

 

飲み過ぎは急性アルコール中毒の危険性がありますから注意が必要です。

 

急性アルコール中毒とは、アルコール飲料としてエタノールを短時間に多量に摂取したために通常の酔った状態を超えて、運動失調や意識障害、さらには昏睡(こんすい)、呼吸抑制、血圧低下といった状態が生じることです。

 

重症の場合には死亡することも多いです。

 

急性アルコール中毒の原因ですが、普段酒に強いと思っている人でも、たとえば日本酒1升やウイスキーボトル1本を30分以内で飲むといった短時間での多量摂取は、しばしば昏睡や死亡につながってしまいます。

 

その半分の量やスピードでも、急性アルコール中毒は起こります。

 

摂取されたエタノールは、アルコール脱水素酵素などによりアセトアルデヒドに代謝され、さらにアセトアルデヒド変換酵素により酢酸になりますが、日本人には遺伝的にこのアセトアルデヒド変換酵素のはたらきが比較的弱い、あるいはほとんどはたらかない人が大勢います。

 

それらの人たちはたいていお酒に弱いことを自覚しており、通常飲むのをひかえていますが、そういった人たちに無理矢理一気飲みなどさせた場合、ごく少量のお酒であっても急性アルコール中毒は起こる可能性があり、最悪の場合死んでしまうこともあるのです。

 

殺人ですね。もうこれは。

 

そのほか、小児がアルコールを少量飲んだ場合、あるいは幼児がエタノールを含んだ化粧水を飲んだ場合などにも、アルコール中毒が起こることがあるので怖いです。

 

アルコール以外の原因による意識障害もあります。

 

飲酒後の運動失調やアルコールの麻酔作用によって、患者さんはしばしば転倒し、それを訴えないことがあると、頭部打撲や頭蓋内出血などが見逃されやすくなります。

 

そのほか、脱水、血圧低下などによって、脳梗塞(のうこうそく)が発症していたり、低血糖や、反対に糖尿病による高血糖、さらには肝機能の悪化によって意識障害が生じていることもありえます。

 

単純にアルコールによる意識障害と決めつけずに、これらの疾患を医師が見極めることが大切です。

 

急性アルコール中毒の治療方法ですが、軽症例は、体温を保つように注意しながら観察することで、自然に回復します。

 

重症例で昏睡の場合には、気管内挿管を行い、必要に応じて人工呼吸を行います。

 

鼻から胃に管を挿入して、大量の微温湯で胃を洗浄して胃のなかのアルコールを取り除き、同時に下剤を投与します。

 

また、輸液によってアルコールの排泄を促進させますが、血液透析が必要になることもあります。

 

シーズンごとのイベントの際は、お酒を飲むこともあるでしょう。

 

しかし、過度の飲酒は危険だということを知っておかなければなりませんよ!!

 

 


▲ページの上へ

コメントをどうぞ

いただいたコメントは、スタッフが承認した後に公開されます。
コメント本文のほか、お名前、URL(ホームページ、ブログ)は公開されます。メールアドレスは表示されません。