「乳房の脂肪壊死とは?」
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
乳房の脂肪壊死とは、乳房の打撲などにより、乳房内に出血などが起こるとともに、脂肪組織が壊れて壊死に陥ることがあります。
触れると腫瘤(しゅりゅう)として気づくことがあります。
乳房の脂肪壊死の原因は、外力により脂肪組織内に内出血や血行障害などが起こり、炎症細胞が脂肪組織を破壊するといわれています。
脂肪組織の多い乳房は些細なことから炎症が起こりやすいのです。
比較的高齢の女性に多いので、年齢による組織回復力の低下も関係している可能性がありそうですね。
打撲直後は、局所の疼痛を訴えます。
数週間後に、脂肪組織の慢性炎症によってできた腫瘤があるのがわかるでしょう。
「えくぼ」症状など乳がんとまぎらわしい症状を示すことがあり、注意が必要です。
乳房の脂肪壊死の検査と診断ですが、視触診、画像診断では乳がんと誤診されることがあるので、細胞診や針生検で脂肪組織の壊死や慢性の炎症所見を確認しておきます。
乳房の脂肪壊死の治療方法ですが、脂肪組織の壊死であれば自然に治るので、とくに治療は必要ありませんし、数カ月で腫瘤は消えてなくなるでしょう。
乳がんではないことを確認するために、数カ月は経過を観察したほうがいいですね。