クラミジア結膜炎とは
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
今日は「クラミジア結膜炎」というものについてお話したいと思います。
クラミジア結膜炎とは、クラミジアに感染することにより、発症する結膜炎のことです。
クラミジア結膜炎は、初期の診断がとても難しい病気と言われており、クラミジア結膜炎は、トラコーマといわれ、日本での発症はとても少なくなっています。
クラミジアって、確か性感染症としても有名ですよね。
クラミジアに感染してしまうと、本当に恐ろしい症状になることを知っていましたか?
クラミジアに感染した場合、初期には、急性濾胞性結膜炎を発症します。
5日間から12日間の潜伏期間を経て発症するのですが、症状としては、まぶたがはれ、結膜が充血し、むくみが出ます。
そして次に目やにが出始め、眼瞼結膜に、小さなブツブツが現れるのです。
そのまま、放置しておくと、ブツブツが大きくなり、結膜から角膜に血管が侵入してきます。
これだけでも怖いですよね・・・。
この期間は約3ヶ月から3年です。
ものすごく長いと思いませんか?
また、細菌感染を合併して、乳頭増殖が強くなり、結膜の湿潤も強くなります。
第3期の症状は、瘢痕の形成が始り、バンヌスが角膜を覆うようになり、角膜潰瘍を合併します。
第4期として、まつげの乱生、眼瞼内反、ドライアイなどになってしまい、最終的には視力障害を起こしてしまうのです。
クラミジア結膜炎は、クラミジア・トラコマティスという細菌が、寄生し増殖することによって発症しますので、主な治療法としてあ、抗生剤の眼軟膏を8週間、抗生剤の内服薬を3週間続けます。
この結膜炎の場合、長期間、続けて点眼をしなければなりません。
めんどくさがたって点眼を怠るととんでもない結果が待っていることになるでしょう。
クラミジアは、粒子状の時には、宿主細胞内に取り込まれるのですが、このような状態の時には、抗生剤の効果はありません。
細胞内に入った基本小体が、網状体に変化し、増殖を繰り返し、また、基本小体になります。
基本小体でいっぱいになった宿主細胞は破壊されて、基本小体が周囲の細胞にばら撒かれてしまい、このサイクルを約48時間で繰り返すのがクラミジア結膜炎です。
クラミジア結膜炎を治療するためには、抗生剤が効く網状体のときに、クラミジアをやっつけなければいけないことが前提となります。
クラミジア結膜炎の怖さ・・・というか、クラミジアの怖さは妊婦さんが一番心配です。
というのも、クラミジアに感染して、十分に治療を受けていない女性が、出産する場合、産道のクラミジアが、新生児の結膜・咽頭・肺などに付着し、症状が出る場合が多くありからです。
新生児や乳幼児が感染下場合は、結膜炎・肺炎・中耳炎などを発症してしまいます。
女性の場合は、子宮内膜症・卵管炎・尿道炎などの症状が出る可能性がありますので、感染した可能性が高いと思われる場合は、すぐに医師の診察、検査を受け、適切な処置と治療をしっかりと受けて、完治するようにしてください。
恥ずかしがってはいけません。
何よりもアナタ自身の体を守るためですからね。
ちなみに、男性も同じですよ。