「胃食道逆流症(GERD)とは?」
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
胃食道逆流症(GERD)とは、胃や十二指腸内容が、胃から食道に逆流することによって発生する食道の炎症性疾患で、逆流性食道炎もGERDに含まれます。
食道と胃の境(食道下端)には下部食道括約帯(LES)があって胃内容の逆流を防止しています。
LESは通常閉じていますが、嚥下(えんげ)運動の際やゲップをする時には開大します。
その他、何でもない時でもLESが弛緩(しかん)することがあります。
一過性LES弛緩といわれる状態があり、座位や立位でいる時にLESの弛緩が比較的長く持続します。
これが頻回に起こるのがGERDの原因です。
そのほかのLESの機能不全としては、腹圧をかけた時のストレス性弛緩や、LES機能がまったく消失していて横になると逆流するものがあります。
GERDを起こしやすくする病態に、食道裂孔(れっこう)ヘルニアがあります。
胃食道逆流症(GERD)の症状は、主に胸やけです。
そのほか、胸痛、つかえ感などがあり、時には食物がのどまで逆流して眠れなかったり、のどの痛みや慢性の咳嗽性(がいそうせい)がある場合もあります。
内科的治療をまず行いますが、効果がない場合は外科的治療を行います。
まずはかかりつけ医に相談して薬を処方してもらい、様子をみますが、改善されない場合は、専門医へ紹介状が書かれることになるでしょう。