「音響外傷とは?」
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
音響外傷とは、内耳の蝸牛(かぎゅう)が瞬間、あるいは比較的短時間に聞いた大きな音(強大音)のために障害を受けて、急激に発生する難聴をいいます。
音響外傷の原因は、銃火器の暴発など、耳が痛くなるようなレベルの強大音を予期せず突然聞いた場合、それが一瞬であっても難聴の原因になります。
一方、耳が痛くなる程度でなくても、ロックコンサートなどのように強大音を1〜2時間連続して聞いた場合にも難聴が発生します。
音響外傷の症状の現れ方は、強大音を聞いた直後から耳が詰まった感じ(耳閉塞感(じへいそくかん))になり、それがおさまってから耳鳴りや難聴に気づくことが多いようです。
コンサートや映画館などい行った後にも、少し耳がおかしいな~と思うことがありますよね。
これも一種の音響外傷です。
音響外傷の検査と診断は、難聴の程度を調べるために純音聴力検査が必要になります。
強大音によって蝸牛内に発生した障害の部位により、難聴のパターンも異なります。
音響外傷の治療方法は、突発性難聴に準じた治療が行われ、副腎皮質ステロイド薬、循環改善薬などが使われます。
また、内耳への血行を盛んにすることを目的とした星状神経節(せいじょうしんけいせつ)ブロック療法が用いられる場合もあります。
なお、これらの治療を行っても十分な治療効果がなく、難聴が改善しないことがあります。
できるだけ大きな音を避けるようにしておいた方が無難かもしれませんね。
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