「旋毛虫症とは?」
こんにちは。スタッフのまりもですヽ(´▽`*)ゝ
旋毛虫症とは、十分に加熱または凍結されていない動物の肉を食べて感染します。
国内で明らかになった感染源はクマ肉で、海外ではブタ、イノシシ、ウマなどの感染で知られています。
旋毛虫の幼虫は筋肉のなかに潜んでいて、この肉がほかの動物に食べられて筋肉が消化されると、幼虫は素早く小腸粘膜の細胞のなかに入り込んで成虫になります。
成虫が産んだ幼虫は、血液やリンパ液の流れに乗って全身に広がり、筋肉細胞に入り込んだ幼虫が生き続けて、次の動物に食べられるのを待つわけです。
考えるだけで怖いですね・・・。
旋毛虫症の症状の現れ方ですが、自覚症状のないものから重症のものまであります。
典型的には、感染した肉を食べて1週間くらいして下痢、腹痛が現れ、2日〜1週間ほど続きます。
次に、幼虫が筋肉に入ると筋肉痛、発熱、発疹、脱力感が起こり、眼のまわりに浮腫が起こります。
徐々に筋肉が侵されて、感染が重くなると呼吸困難などが起きます。
心筋も侵されますから、非常に怖い病気なんですよ。
予防としては、海外では普段食べないような動物の肉を食べ内容にした方がいいですね。
診断は、筋肉の一部をとって顕微鏡で旋毛虫の幼虫を見つけることです。
治療ですが、虫自体に対しては駆虫薬を内服します。
ただし、体中の虫がいっぺんに死ぬと激しいアレルギー反応が起こりますので、ステロイド薬を併用する必要があります。
もしこの病気が疑われるときは、設備の整った総合病院を受診してください。
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