細川式トータル健康法
コラム2 なぜ病気になるのか? 生活習慣病の本質とそれを引き起こすメカニズム
私たちが意識すること、それは病気(生活習慣病)の本質と
それを引き起こすメカニズムを知ることです。
生活習慣病の多くは、心の乱れ・血液の乱れ・運動不足によって、もたらされます。
この三つの要因は、それぞれ相互関係があり、密接に影響しています。
特に心の乱れは、現代人にとって病気の大きな要因のひとつです。
心が乱れると、身体の中の自律神経が乱れ、ホルモンの分泌に異常が見られます。
自律神経とホルモンは、身体を正常にコントロールするための大事な機能を持っています。
その自律神経とホルモンの働きが異常になると、
肝臓、腎臓・・・などの各臓器の機能が落ちてきます。
そして、身体中の細胞が栄養を摂取しエネルギーを生産し、
老廃物を排出するといった生命活動の基本である代謝が低下します。
それにより、身体中に多量の老廃物が発生してしまいます。
このような悪循環(負の相関)が、繰り返し行なわれると、
細胞が変異・破壊されます。 そうなれば、病気です。
病気になると、さらに心が乱れます。
また、血液の乱れも病気の要因のひとつです。
こちらの病気への流れも同じようなことが言えます。
多くのメディアでも取り上げられているとおり、食生活が乱れると血液が汚れます。
そして、汚い血液の中では、細胞の質が低下し、細胞レベルで代謝が変調します。
すると、臓器等の機能が低下し、全身の代謝が落ち、多量の老廃物を身体中に溜め込んでしまいます。
これが繰り返し行なわれれば、細胞が変異・破壊され、病気になってしまいます。
次に運動ですが、運動不足は、
心や血液の乱れに密接に関係しています。
仕事や家庭の事情等でなかなか運動ができない現代人は、知らず知らず病気になりやすい身体になってしまいます。
健康を維持する上で、運動も欠かせません。
このように生活習慣病のメカニズムは、心と血液の汚れ、そして運動不足が大きな要因です。
先に述べましたように、身体のはたらきは、まだまだわからないことがたくさんあります。
しかし、身体はとても複雑であるということは、容易にわかります。