細川式トータル健康法
コラム4 細川式トータル健康法
人は常に、多くの夢や願望を抱いて生きています。安らかな心、健康な身体、円滑な人間関係、平和な家庭、豊かな生活、身体的能力、知的能力、様々な成功、世界の平和など、数え切れないほどです。
どんな夢や願望も、基盤となるものは、一人一人の健康です。
多くの人が、心身ともに健康になることがベースです。
なぜなら、健康がなければ、喜びも、充足感も、ありがたさも、美しさも、愛も、心から感じることができません。本当の幸福感を、味わうことができません。そのような状態では、いい生き方も、平和な世の中も、心から考えることも行動もできません。
幸せと平和は、過去から現在まで、だれもが求め続けてきたものです。そのためのベースである本当の健康は、生活の反映であり、生き方そのものであるということに、今多くの人が気づきはじめました。
真の健康を得るためには、毎日の生活や環境を整えることが根本です。
現代人の生活には、多くの要素があります。
食生活、精神生活、動的生活、生活環境など、生活に関わるあらゆるものが健康に直結します。それぞれのものには、さらに多くの要素があります。食事においても、食材、調理、組み合わせ、食べ方など。食材は、産地、栽培、加工、栄養、保存など。調理は、水、調味料、加工法、加熱法、調理器具、食材の処理法、組み合わせなど。食べ方は、時、量、食べる時の意識など。精神生活においても、知性、理性、下意識、感情、感性、核心意識など、多重構造をなしています。
複雑きわまりない生活全体を整理し、調和して、だれでもできる日常の習慣にしていくことが求められています。健康を造り、維持していくためには、部分的・表面的・一時的な見方ではなく、総合的にとらえて対処することが必要です。
生活全体を交通整理すると、実生活はとてもシンプルになり、すべての面で生きやすくなります。そして、心身が安定し、物心ともに余裕ができて、人にとって最も大切なものへ意識を向けるゆとりが生まれます。そこから初めて、幸せと平和が生まれる基盤ができ上がるのです。