真夏のピークがもう終わったといいますが、それでもまだまだ暑い日が続きますね。
私はお盆には帰省して、家族や親戚と大人数でにぎやかに過ごしてきました。
親戚が多いので、一番人が多い時にはなんと16人でお泊りとなりました。これだけいるとごはんの準備が大変!朝から晩までずっと台所から離れられない数日間でした。
たくさんの食事を作るのですが、毎年大人にも子供にもまんべんなく人気なのが、野菜の素揚げをたっぷりのつゆにつけたものです。揚げびたしというものですかね。
手間がかからないのに、みんなに美味しく食べてもらえて、そして大量に余っていた野菜も使いきれて大満足!
素揚げにするお野菜は、茄子、カボチャ、インゲン、そしてニガウリ(ゴーヤ)などです。
つゆは市販の麺つゆでもいいと思いますが、今回はきっと素麺などにも使うだろうということで先に大量に(3ℓも)作って冷やしておきました。大人数でも、たくさんつゆを作っておくと色々と使えて便利です。野菜の素揚げの他、そのつゆで煮物を作ったりもできますし大活躍してくれます。
これだけたくさんの人数が集まって食事をするのは年一回のお盆だけ。私が生まれるよりもずっと昔から続けてきた、家族の行事です。
何気なく毎年食べているこの揚げびたしも、「あれ作ろう」というと親戚の女性陣がさーっと動いていつもの手順でいつもの大皿を出して準備が進んでいき、その後ろ姿に今は亡き祖母を懐かしく思い出したりもしました。
難点は、揚げている間とても暑いということ…
汗だらだらで揚げているときは本当につらく骨が折れましたが、たくさんの「美味しい!」が聞けて大変元気をもらった大家族での食事でした。
<野菜の揚げびたし>
①野菜を適当な大きさに切って、180℃くらいでどんどん素揚げにする
②ある程度おいて油を切ったら深めのお皿にどーんと盛ってつゆをかけるだけ
<つゆ>
①昆布&荒節で出汁をとる(3ℓ分)
②みりん200mlに対してお砂糖を大匙150g入れ、とろっとするまで火にかけてから醤油を1ℓ加え、沸騰しないように火にかける
③①と②をあわせて完成
夏だけでなくどんな季節でも楽しめるメニューです。ぜひお試しください。
文:柏木望