1.漢方とは:漢方と薬膳の繋がりと位置づけ

漢方は、予防医学の見地から日本の風土に根付いてきました。自分で自分の身体を管理して、未然に病気を防ぐ。食事や睡眠、運動や働き方など、日々の習慣において自分の心と体に向き合う事こそ「漢方」の根底に存在するものなのです。

2.養生とは:生命(いのち)を養う

「養生」とは、その文字通り「生命(いのち)を養う」ことです。漢方の中では、「生命力=自然治癒力」を高めていくという位置に「養生」があります。

3.薬膳とは:食物は、薬にも食材にもなる「薬食同源」

「薬膳」とは、実は、オーダーメイドの食事(施膳)です。漢方の理論に基づいて、季節や体質、今起こっている症状やその日の体調などに合わせて組み立てる献立のことを言います。昨今では、「食育」という言葉で指導されることもあります。

5,気血水:私たちの身体を構成する3つの成分

私たちの身体を構成する3つの成分「気」「血」「水」と漢方の基本理論では考えます。

この3つがお互いに助け合って、コントロールし合い、密接に関連性を持ちながら全身を巡り、生理機能を育んでいます。

6.食材の五性:身体を冷やす食べ物、温める食べ物

食材には、4つの「気」があります。「陰」に属する「寒」「涼」には、鎮静化作用があります。「陽」に属する「温」「熱」には、食材を活性化する作用があります。
また、食材独自が持つ性質が著しくなく、比較的穏やかな作用のものを「平」と呼び、この5つで「食材の五性」と呼びます。

7.食材の五味:身体に対する「味」のいろいろな作用

薬膳における「酸=すっぱい」「苦=にがい」「甘=あまい」「辛=からい」「鯇(かん)=しょっぱい」を、「五味」と呼びます。
味は、栄養素ではないために効能を語られる機会はほとんどありませんが、薬膳や漢方においては大切な要素として存在しています。

9.まとめ:人間、最後は「直観」です

薬膳料理の理屈よりも、もっともっと大切なこと。薬膳の考え方の基本を押さえながらも、理屈に縛られ過ぎず、どのような想いで料理を作るのかを意識することはとても大切なことだと思います。