To Live as a Woman -第1回 ストレスで身も心もボロボロ編-


私は、今20代後半の関東在中の女性です。

学生時代に管理栄養士・調理師の資格を取得し
飲食時代に仕事の都合でジュニア野菜ソムリエの資格を取得しました。
私が、管理栄養士を取ろうと思ったきっかけは、
幼い頃から料理をすることが好きだったことと、
ちょうど進路を考えた時に祖父母が病気になったことがきっかけです。

今までに飲食業界にて商品開発および営業、
歯科医院にて栄養指導業務を経て
現在は、某会社で品質保証の仕事をしております。

私は新入社員から約3年飲食業界にて勤務しました。
はじめは楽しく、順調に仕事をこなしていたのですが、
重い物を持つことが多く腰に負担がかかってしまい
椎間板ヘルニアを発症し、思うように歩けなくなってしまいました。

それと同時期に営業職としてホールで勤務することが多く
声帯のポリープも発症してしまい
声もでず、身体も動かずの人になってしまいました。

だんだんと精神的にも追いやられ、身も心もボロボロになっていました。
日に日にやつれ、周りからも常に心配され、お客様からも心配され…
自分の居場所がわからなくなる時期でもありました。
夜中まで続く仕事から、ホルモンバランスも壊れてしまい、
ようやく私は、会社を辞める決意し、去ることにしたのです。

 

その頃は、身体の状況がさらに悪化し、
ストレスによるアレルギーを発症し、今まで食べていた食品が
いきなり食べられなくなる苦しい思いも経験しました。
肌荒れもひどく、毎日鏡を見るのが嫌で仕方ありませんでした。

そんな時に役立ったのが資格を生かして食生活の見直し。

せっかく栄養学を勉強したものの
恥ずかしながら私の食生活は、仕事の忙しさを理由に
まともなものを摂取しておらず、それを訴えるかのように
身体はやつれきっていました。

まず考えたことは本当に必要な栄養素は何か。
簡単に食事を済ませたい思いで炭水化物の摂取が
中心になっていた食生活を3食きっちり
バランスの良い食生活へと改善させました。

なるべく、素材そのものを食べることを意識し、
自然と外食が減り、家庭菜園をやったり、
発酵食品を作ったりと自然と意識が変わっていきました。

必要な栄養素をしっかりと取り入れ、休息を心がけると、
即効性はありませんでしたが除々に身体の不調が取り除かれ、
不思議と自然にその行為に応えるように改善へと導くことができました。

身体の不調が取り除かれると心にも余裕が生まれ、
他のことにも目が行くようになり
身体を動かすようにもなったりし、仕事やプライベート、
人間関係と全てがうまくいくことを実感し
周りからも明るくなったね等とお声をいただけるようにもなりました。

ここまで生活に変化がでるとは思ってもいませんでした。

 

私に限らず世の中には、仕事の忙しさを理由に
きちんとした栄養を摂れていない方はたくさんいるかと思います。

私がこの経験をしたのは24歳の時。
一人の女性として生まれてきて、なんでこんなにも
心苦しい思いをしなければいけないんだ、
今までは活発的な性格だったのに肌荒れをきっかけに
人に会うことが嫌になってしまいました。

人と関わること、人を好きになることができなくなってしまい、
今思えば鬱状態にあったと思います。

色々な化粧品を試したり、病院も行ったりしましたが
思うように良くならず、日々悩んでいました。
絶対に肌荒れが良くなったら外に出て好きなことをやると決め、
上記に示したことを実践するようになりました

辛い経験から約3年が経とうとし、私も気づけば20代後半。
20代のほとんどを体調不良で悩まされ、やりたかったことを
全くできてなかったと思うこともありますが、
人はそれぞれタイミングというものがあるので、
この経験が今後生きていく上でとてもいい経験になったと思うようにしています。

ただ、今思うことは世の中で働く人の中で同じような
経験をしている人がいたとしたら、
私のコラムを読んで、少しでもヒントや気づきにつながればいいなと思っています。

私の経験談が基にはなりますが、お付き合いいただければ幸いです。

文:栄養管理士/野菜ソムリエ 葛原美帆