9月の健康情報コラム :「発酵食品」で老化防止!腸内環境を整えて免疫力アップ


免疫力を支える「心」と「腸内環境」

残暑、そして朝夕の寒暖差…季節の変わり目であるこの時期は、わたしたちの心身にストレスが蓄積されていきます。
「最近、疲れやすくて…」「体が重くてたまらない」といったお悩みを抱えていませんか?それは、ストレスによって、免疫力が大幅に低下しているからかもしれません。

免疫力を支えるのは、「腸」と「心」。わたしたちの健康を維持する免疫細胞は、ここで作られています。

腸には、身体の中で最大規模である約60%の免疫細胞が存在しています。
腸内環境と心を司る自律神経が乱れると、免疫力が著しく低下します。そうなると疲れから風邪を引いたり、アレルギー性の疾患を発症しやすくなったり、さまざまな病気のリスクが高まります。

自律神経の乱れを食い止めるためには、ストレスをためないことが大切。大いに笑い、楽しく過ごすようにしましょう。
そして同時に、腸内環境を整えましょう。それには、食生活を見直してみることが重要なカギとなります。

 

腸内環境を整えて老化防止!

わたしたちの腸の中には、驚くことに約1kgもの腸内細菌が存在しているといいます。このなかには、腸内環境を整えて、免疫細胞を元気にする善玉菌がいます。しかしながら、老化を促す悪玉菌や、どちらでもない日和見菌(ひよりみきん)という菌も棲んでいます。この日和見菌というものが、やっかいな存在なのです。

日夜、善玉菌と悪玉菌が優勢になるべく闘いを繰り広げていることはもちろんですが、日和見菌は、その時に優勢な方の味方につくという特性があります。そのため、腸内の環境がよくない状態になると、ドッと一気に悪玉菌が増えてしまうことになるのです。

逆に、腸内が良い環境に変わっていけば、どんどん善玉菌が増えます。そうすると、免疫細胞も活性化するので、疲労回復や老化防止に向けて、身体を若々しく健康に導く働きをするようになります。
腸内環境が整うと、身体にとっていいことがたくさん起こるのです。

 

「発酵食品」を食べましょう

乳酸菌や麹菌が含まれている発酵食品には、腸内の善玉菌を増加させる作用があります。ヨーグルト、納豆、チーズをはじめとする「発酵食品」を積極的に食べましょう。

味噌や漬物、キムチのほかにも、乳酸菌が入った食品はたくさん販売されています。ビフィズス菌や乳酸菌は入った飲料を飲む習慣をつけることもひとつの手。
一人ひとり、個人によって身体に合う発酵食品は異なりますので、色々と試してみて、ご家族や自分自身の健康増進に適した発酵食品を探してみてください。

文:ナチュラル・ハーモニー とり