編集部のつぶやき その6「うちのおでん」


好きな食べ物は各季節でたーくさんあるのですが、秋冬は特に食べたいものが多くて困ってしまいます。

食卓に上る回数が圧倒的に増えるのは、やっぱりおでんかしら。
「おでん」っていう言葉の響きもなんだか楽しいしコミカルな感じがしてかわいいと思い気に入っています。

さあおでんを仕込むぞ!というのはだいたい休みの日。午前中から出汁を取り始め、お昼ごはんにちょっとつまみ食い。

夕方早くには家族の誰かがおでんをつまみにちょっと飲み始め、晩ご飯には子供たちもみんなで食べる。お夜食にもコンニャクあたりはヘルシーだし、翌朝これまたよーく煮込まれ味が染みた大根なんかがたいそう美味しい…
と、一日中もしくはそれ以上楽しめてしまうのもおでんの好きなところです。

地域や家庭によって、おでんに入れる具が全然違ったりするのもまた興味深いですよね。おでんにどんな具が入っていたか聞く時って、ちょっとそのおうちの秘密をきくみたいな気持ちになってどきどきしたりもしませんか?

あと、おでんで何の具が一番好きか教えてもらうのも、なんだか親しい人としかできない話のようで嬉しいしほっこりするなーと思っています。

 

 

私の実家では、ある年から牛すじを入れ始めました。みなさんのおうちでは入れますか?今では定番となっていますが、最初に食べた時は、なぜおでんにこんなぐにぐにの油っぽいものを入れるんだろう⁈と思ったのですが、慣れてくるともう欠かせない感じになりますね。

一番好きなのは、大根!その次はコンニャクと牛すじです。コンニャクは、仕込み、下準備が命だと思っています!みなさん色々なやり方で下準備されていると思いますが、私のここ数年安定してうまくいっている方法をお伝えしますね。

  1. コンニャクに隠し包丁を入れ、食べたい大きさに切る
  2. 切ったコンニャクに塩を振って軽くもみ、水が出るまで置いておく
  3. 水気を捨てたところに熱湯をかけてすぐ一度流し、もう一度熱湯をかけて2、3分置く
  4. ザルにあけて水で流したら、おでんの鍋に入れる

ポイントは
隠し包丁、塩、熱湯!コンニャクが苦手と言っていた人にもこうしておでんに入れたものを出したらとても気に入ってくれました。

 

 

その他、牛すじは、他のものと一緒に煮込まずにあらかじめ別の鍋やレンジで使える圧力タッパーで下味をつけておくようにしています。そうすると、余計な油が他のおでんのジャマにならなくておすすめですよ。

今年はおでんでどんな新しい発見ができるか、楽しみ楽しみ。

文:柏木望