9.まとめ:人間、最後は「直観」です

薬膳料理の理屈よりも、もっともっと大切なこと。薬膳の考え方の基本を押さえながらも、理屈に縛られ過ぎず、どのような想いで料理を作るのかを意識することはとても大切なことだと思います。

7.食材の五味:身体に対する「味」のいろいろな作用

薬膳における「酸=すっぱい」「苦=にがい」「甘=あまい」「辛=からい」「鯇(かん)=しょっぱい」を、「五味」と呼びます。
味は、栄養素ではないために効能を語られる機会はほとんどありませんが、薬膳や漢方においては大切な要素として存在しています。

6.食材の五性:身体を冷やす食べ物、温める食べ物

食材には、4つの「気」があります。「陰」に属する「寒」「涼」には、鎮静化作用があります。「陽」に属する「温」「熱」には、食材を活性化する作用があります。
また、食材独自が持つ性質が著しくなく、比較的穏やかな作用のものを「平」と呼び、この5つで「食材の五性」と呼びます。

5,気血水:私たちの身体を構成する3つの成分

私たちの身体を構成する3つの成分「気」「血」「水」と漢方の基本理論では考えます。

この3つがお互いに助け合って、コントロールし合い、密接に関連性を持ちながら全身を巡り、生理機能を育んでいます。